カテゴリ
以前の記事
2013年 11月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 タグ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今週も羽田から飛行機の旅。
宇部山口空港に降り立ったとき、なぜか胸がジーンとし、感無量のものがあった。崩れたベルリンの壁を見に行ったときと同じ様な期待と感慨があった。 明治維新を策謀実行し、以後140年間の日本を形作ってきた人達の出身地、長州に降り立った。小生には初めての山口だった。 飛行場を後にするとバスはすぐに高速道路へ。さすが、長州。30分もすると、新山口駅に到着。新山口駅はのぞみが止まる駅で、山口駅とは違う。元の名前は小郡駅だ。 宿は新山口ターミナルホテル。朝食込みの宿泊料金は4980円。随分安いなと思った。夕食場所を探して駅前の街中へ。食べもの屋はちらほらしかない。予想が少しはずれた。 翌朝、新山口駅から山口駅へ。2両編成のディーゼルカー。単線だった。30分ほどで、県庁所在地の山口駅に着いた。小さな駅である。 明治時代の工部卿の山尾庸三の生まれ故郷(山口市)に向かう線路が単線で駅がひっそりとしている。小生の予想を遙かに超えて(見事に裏切って)いた。(ちなみに山尾庸三は東京大学工学部前身の創立者) タクシーの運転手の話によると、山口市は人口20万足らずで、県庁所在地としては日本一人口が少ないそうだ。さらに、土地の価格も県庁所在地としては日本一安いそうだ。 会議が終わって、長州のお城があった萩への移動。 山口から萩までは、鉄道が通っていなくて、バスの旅。しかも、高速道路もなく、普通の山道を揺られて1時間45分。 長州藩がそのまま山口県になったので、いわば新県都から旧県都への旅。さらに、山口県は明治以来8人もの首相を出した県。山尾の故郷から吉田松陰や伊藤博文たちの故郷への道に、線路も高速道路もない。鉄道王とも言うべき井上勝は萩の出身であるにもかかわらず。 萩での夕食は、寿司屋に行った。カウンターで親父と話しをした。彼によると、萩の人口は5万人ぐらいで、山口よりは暖かくて雪も少ないそうだ。しかし、何の産業もないので若者が地元に残らない。萩はさびれていく一方だという。 あの明治維新を起こした偉大な人達の故郷が発展しないでいる。 不思議な感じがした。 偉大な人達は、日本を良くするために必死になるあまり、故郷を置き去りにせざるを得なかったのだろう。 山口県人、長州人は偉大な人達だ。故郷に新幹線も引かず、高速道路も通さない。故郷の発展のために、大企業の誘致も国の機関の誘致もしていない。 「私(わたくし)」を捨てた人たちなのだ。萩の街を歩きながらこのように考えた。 ■
[PR]
by yuyz
| 2007-11-24 12:45
| 出張
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||