雪灯籠祭りの日に、道路や屋根に雪がない。小生にとって米沢で過ごす39回目の冬であるが、初めてのことである。
今年は、雪灯籠祭り30周年ということで、お祭り実行委員会は張り切っていた。山形大学工学部でも、学生達が「やるぞー」と気合いを入れていたが、灯籠を作るだけの雪がなく、キャンパス内のわずかな雪をかき集めて、バケツで雪ぼんぼりを作ることになった。
今年の雪灯籠祭りには、二組の来客があった。しかし、1日目は雨であり、雪灯籠や氷の彫刻は溶けてやせていた。米沢のABCと呼ばれるリンゴ、牛、鯉の大きな雪像が入り口に作られていたが、心なしか沈んで見えた。2日目は吹雪が来て、これは良いぞと思ったが、夜になっても外は風が強く、歩きにくかった。
12日の朝、上杉公園付近を散歩した。雪灯籠の上に雪が積もり、まわりの木々も雪で覆われていて、すっかり冬景色になっていた。雪が遅かったと思った。
二組の客には「来年はたくさん雪が降りますので、これに懲りずにまた米沢に来てください」とお誘いをした。