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土曜日の午後、東京工業大学の百年記念館の大会議室に着くと、すでに多くのひとで賑わっていた。
空いている席を探そうと部屋を見渡していると、「小山先生」と声をかけられた。 九州大学と京都大学の教授。「ずいぶん久しぶりですね。ここで先生に会えるとは思っていなかったので、ラッキーです」「こらちこそ」 座席の方に近づくと、また「小山さん」と声をかけられた。大会社の取締役。 何人かに声をかけられた後に、ようやく席に着いた。 まわりを見渡すと、50才ぐらいから70才ぐらいのなつかしい顔ばかりだった。 今日は、ある学会の次期会長を決める。 現理事と前、あるいは元理事たち42名と監事たちが集まっている。 小生は元理事の一人。 やがて、定刻になって、現会長が学会の現状と今日の進行を説明。 出席者の最長老が議長に就任。 まず、あらかじめ書面で投票していたものを開票。候補者のリストの発表。 13名の名前が挙がった。 現役の大学教授、名誉教授、大企業の研究者や会長など。 つづいて、それらの人を対象に出席者が単記の投票。 開票して、7名の名前が票数とともに板書された。 さらに、上位2名の候補者を対象に3回目の投票。 2人のうち、票の多い人を会長候補者と決定した。 会長候補者の意志確認。 Kさんは「晴天の霹靂です。ほんとうに私で良いんでしょうか」との言葉で始まり、「多くの方々からおまえやれと言っていただいたので、精一杯やらせていただきます。みなさんのご協力をよろしくお願いします」と受諾の挨拶。 約1時間半の会長選出会議が終わり、懇親会が始まった。久しぶりに会う人たちと近況の交換。やはり話題は研究、学会の公益法人化、事業仕分けなど。
by yuyz
| 2010-01-10 08:30
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