サウジアラビアの話を聞いた。
夏の気温は40℃まで上がり、冬の最高気温は30℃。
広大な土地に、都市が散らばっている。道路、電気、水道などライフラインは完備されている。
石油資源による豊かな国。
今、彼らは、石油枯渇後に向けて新しい産業を模索している。そして、科学技術力をつけようとしている。
A氏の提案は、「サウジアラビアに高分子成形加工学の講座を作らないか」とのことだった。
しばし、サウジアラビアで生活する自分を想像した。
未知への期待がある一方、暑い、アルコールは飲めない、などネガティブなことが頭をよぎる。
ベトナムに山形大学の分校を作ろうと思って、昨年、ハノイに行った。しかし、ベトナムにはすでに充実した大学がたくさんあり、分校の必要性は無かった。
これまで、小生が参加した国際会議でサウジアラビアの研究者に会ったことがない。サウジアラビアの大学の充実度はどうなんだろう。調べてみなければと思った。
「山形大学サウジ分校」。可能性の一つとして頭に入った。