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二つの週刊誌で『大学』が話題になっていたので、思わず買ってしまった。
一つは、週間東洋経済。タイトルは『本当に強い大学2008年』。 読んでみると、形式的なデータによる解説であり、丁寧な取材をしているとは思えなかった。大学の実態とはかけ離れた内容。 表紙の大きな字『大学』に誘われて買ったが、得られる情報は無かった。 もう一つは、Newsweek。タイトルは『世界の大学最新事情』。 こちらは、非常に興味深く、有用な情報がたくさん入っていた。 例えば、 ○昔の教授たちは、学生の指導と自分の研究に専念していた。大学の外はもちろん、学内の他の学部にも注意を払わなかった。「大学と社会の間に壁があった」 しかし、最近の先進的な大学では、大学と社会を隔てていた壁が崩壊し、科学や工学、経営学、経済学が複雑で現実的な課題に取り組むようになった。 今では、大学が社会の現実問題の解決や経済成長に貢献するのは当たり前。さらに、その先を行く大学も現れている。 スタンフォード大学では、大学の使命として「孤立した知の貯蔵庫」を一掃し、異なる分野間の交流を活発にすることにしている。 ○アリゾナ大学はこの5年間で、予算を年間2000億円以上へと倍増させ、評価の高い数十人の研究者を大学に迎え入れ、二流校だった同大学の評価を一気に高めた。 ○中東では、かって栄えた学問の都(カイロ、ベイルート、バクダッドなど)が衰退の一途をたどる中、オイルマネーで潤う湾岸諸国が高等教育の中心地になってきている。 例えば、総人口450万人のUAE(アラブ首長国連邦)が大学などに投じている金額は2兆円以上。 ○インドでは、経済が活気づいているが、大学システムは完全な危機だ。高等教育機関の定員は大学進学年齢の約7%分しかなく、しかも破滅的な教育不足に直面している。全国の教員の25%が空席で、57%は修士号も博士号も持っていない。そして、技術系大学の年間卒業生40万人のうち75%が、また総合大学の年間卒業生250万人のうち90%が職を見つけられないでいる。 しかし、高等教育に関する政府の予算を、年間2兆円に増やす計画をしている。 ○世界の留学生は2025年までに現在の3倍の約720万人に増える。 欧米の名門校の地位はまだゆるがないとしても、ペルシャ湾岸諸国や中国、シンガポールなどの大学が急成長している。つまり、激化する留学生争奪戦で中東やアジアが欧米を脅かしている。 ○中国では、国内のトップ研究機関に4000億円以上の資金投入などを行い、留学生をこの6年で3倍にしている。 ○シンガポールでは、アメリカやフランスの有名校と提携して、留学生をこの5年で3倍以上に増やして、学生全体に占める留学生の割合が13%にも達している。 集金力が抜群の教員を雇ったり、オンラインの授業を次々と開設したりしている。 ○韓国では、高等教育関連の支出をGDP(国内総生産)比で2.6%に引き上げた。しかし、2006年度の留学生数は 2万2000人にとどまっている。逆に21万5000人が国外の大学に流出した。 など、迫力のある記事が多かった。
by yuyz
| 2008-10-21 07:36
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