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今日と明日は、米沢市にある「伝国の杜」で山形大学工学部機能高分子工学科4年生の卒業研究発表会。
9時半から10時50分まで、液晶プロジェクタを使って1分ずつ発表。55人が次々と、一人あたり1枚か2枚のパワーポイントで、要領よくこなしていた。 我々、教員には、ポスター発表を聞くための予備知識を仕入れる場であると同時に、ベストプレゼンターを選ぶ必要もある。 例年のことながら、この1分発表は、聞いていて楽しい。今年の学科の学生さんたちと先生たちの研究トレンドが良く理解できる。 早めの昼食をとった後、審査開始前の時間に、自分があらかじめ聞こうと思っていたポスターに行こうとすると、目の前の学生さんが、「先生、私の発表を聞いてください」と声をかけてきた。そのポスターの前に連れて行かれて、発表を聞いた。さすが、声をかけてくるだけあって、面白い研究内容だった。終わって、ポスターに私が審査したとのシールを貼った。 次のポスターを探して歩き始めると、また、一人の学生さんが「先生、私の発表を聞いてください」と言ってくる。また、言われるがままに、そのポスターを聞き、つぎに行こうとすると、同様な声がけにあった。この繰り返しで、あっという間に10人の発表の採点が終わった。 教員一人あたりの採点の義務は10ヶのポスターなのである。それで、審査シールも10ヶ与えられており、審査が終わるたびにポスターに貼ってくる。学生は3枚以上の審査シールを集める必要があるのだ。 採点の義務が終わり、余裕をもって会場を歩いていると、学生がまた「先生、私の発表を聞いてください」と言ってくる。 「もう審査シールは無いんだよ」と言うと、「採点していただかなくても良いです。発表を聞いてください」という。なかなか殊勝な学生だ。 研究発表はお米のアルファー化の研究だった。実験も考察も良くできていた。けちをつけるところがなかったので、つい「オリジナルで、あなたに固有な、風変わりなアイデアが無いな」と、言ってしまった。 そして、あわてて、受付の職員の人のところに行って、「審査シールをもう一枚ください」と頼んだ。職員の人は素直に、審査シールを一枚くれた。それをもってさきほどのポスターのところに走ってもどり、ポスターにシールを貼った。 なかなか頼もしい4年生たちだった。 写真は「伝国の杜」内の能舞台とその横のポスター会場。
by yuyz
| 2008-02-15 23:11
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