城戸さんのブログに、日本人の英語が下手な理由は「恥の文化」だと解説している。
これには、なるほどと感心し、同感であると思った。
「英語がスムーズに出るのは、ケンカをするときと、酔っぱらったときと、恋をしたときだ」と聞いたことがある。
これらはまさに、恥を取り除いた状態である。
ケンカをするときには、恥を感じていたら、戦えない。
酔っぱらいはアルコールで恥の感覚が麻痺している。
恋は、恥の感覚が残っている間は、前には進みにくい。
20年も前だが、シドニーであった学会のエクスカーションでバスに乗っていたとき、たまたま隣は女性だった。時間があったので、なにやかやと話をしていた。
バスを降りたとき、O教授から声をかけられた。
「美人と話をするときは、小山さんの英語も、イントネーションを相手からそのままもらって英語らしく聞こえるね」
彼は、私達の後ろの席に座っていたらしい。小生はちょっとあわてて、ちょっと恥ずかしかった記憶がある。
英語を話すときは、「恥の文化」を捨て、日常は「恥の文化」を大切にというふうに切り替えができれば良いなと思う。