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客員教授のO氏と、昼食をご一緒した。
O氏は、西日本の大学でずっと電解質コロイドを研究して来られた。若いとき、彼は彼のボスと異なる説を考えた。ボスはコロイド粒子の相互作用は引力が主であるという考えだが、O氏は斥力(反発力)が主と考えた。この全く反対の考え方は、当時の学会でも大きな学問的話題となった。 O氏は、定年後、山形大学の地域共同研究センターの客員教授になられた。本学の研究成果を国内外の人々に紹介していただいている。 あるとき、ホテルでお茶を入れて飲み、翌朝コップの底に同心円状の模様ができているのを見て感動したそうだ。O氏の解釈によると、ティーバッグのメッシュを通してお湯の中に出て来るお茶の粒子の大きさがそろっている事がポイントであるとのこと。 O氏はこれを研究課題として科学研究費補助金の予算申請をし、見事獲得された。この研究費を使って、お茶やコーヒーなどの中の粒子の動きや乾燥後のパターンを研究している。 コップの中心部の粒子は下向きに動いており、コップの壁面近くの粒子は上昇しているそうだ。この動きと粒子間の斥力が、乾燥後のリング模様の主な原因であるとのことである。 ロマンのある研究だ。 ともかく、研究は年齢によらず、夢中になれるし、楽しめる。
by yuyz
| 2007-10-14 22:54
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