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晴れだ。雨を心配していたが、うれしい。「よし」、と自分に言い聞かせた。
今日は、米沢市立体育館で山形大学工学部の学位記授与式。 工学部698名、理工学研究科修士275名、博士16名、合計989名。例年より少し少ない。理由の一つは9月に卒業するケースが増えていることだろう。 学位記授与、学長告示、答辞、優秀学生の表彰とシンプルな卒業式。 最優秀学生2名には、副賞として、修士課程の半期授業料にほぼ相当する25万円を手渡した。 工学部の卒業・修了祝賀会はグランド北陽で開催した。 昨年度まで、祝賀会は博士の修了生と来賓、学科長などで実施していた。学部の卒業生と修士修了生、保護者の方々には、学部としての祝賀会がなかった。 今年は工学部全体で祝賀会をやってみようということになった。初めての試みである。祝賀会では、小生の挨拶、今井米沢工業会理事長の挨拶、ベストティーチャー賞の表彰、山森後援会長の乾杯があった。 今年のベストティーチャー賞は高橋一郎先生だ。副賞は100万円の研究費。 ベストティーチャー賞は、優秀学生達が選考基準の決定と実際の選考をし、我々教職員サイドは選考には一切タッチしていない。本当の意味で学生達が選んだ「優れた先生」なのである。 すばらしい先生を学生達が選んでくれたことは、うれしい限りである。 祝賀会で、小生が挨拶をした。内容は以下のとおりである。 今日、卒業証書ならびに修了証書を手にされたみなさん、おめでとうございます。 卒業生と修了生をこれまで暖かく見守って来られたご家族のみなさん、おめでとうございます。 卒業生と修了生の教育にご尽力いただいた学長はじめ、教職員のみなさん、そして、米沢市民のみなさんに、工学部長としてあらためてお礼申し上げます。 さて、今日、学士、修士、博士の学位を取得されたみなさんは、学生生活に区切りをつける人が多いと思います。社会に一歩ふみだされるみなさんに一言、言葉を贈ります。 それは、「自信を持つ」ことです。みなさん、山形大学工学部あるいは理工学研究科を出られたことに自信を持って下さい。 自分自身が本学で学んだこと、卒業研究や修了研究で経験した考え方、知力、人間力に自信をもって下さい。 技術を通して自分のものにした考え方、見方、問題に対する対処の仕方に、自信を持って下さい。 自分の技術に関するセンスに自信を持って下さい。知識は忘れても結構です。 その自信のもとに、存分に世界のため、日本のため、会社のため、山形大学のため、もちろん自分のために、頑張って頂きたいと思います。 団塊の世代が退職し始め、社会はみなさんの活躍を渇望しています。いわゆる07年問題ですが、07年問題に打ち勝てるのは、ひとえに、みなさんの力にかかっています。 もう一言、加えさせていただくと、「プラスの視点」。です。技術屋はとかく、まじめで堅いという特徴を持っています。もちろん、みなさんは技術屋ですから、まじめで堅いということはキープしていただきたいのですが、一方で、柔軟な考え方も出来るようにしていただきたい。 私の考えでは、技術屋は欠点、問題点、不足点などマイナスの方に目がいきます。これは工学研究の本質かもしれませんが。これに対して、文科系、特に、営業の人たちは、長所、優れているところなどプラスの方に目がいきます。 例えば、自動車を例にすると、技術屋は、騒音がする、ハンドルの切れが悪いことなどに興味を持ちます。ところが、営業のセールスマンは燃費の良さ、デザインの見事さなどをみようとします。 ものごとは、見方によって、良い面と悪い面をかならず持っています。どの立場から物事を考えるかで、その人の生き方が変わってきます。技術屋のみなさんはマイナスの見方を十分にお持ちですから、これからは社会人としてプラスの見方の訓練をしていただけば、より一層、活躍できることと信じます。 ところで、大学は卒業後も、みなさんを見守っています。今後、順調なときも、困ったときも、足繁く、出来れば定期的に大学にきていただきたいと思います。 我々、大学人にとって、卒業生が大学にきてくれることは、非常にうれしいことなのです。 どうぞ、自信をもって、元気よく活動してください。
by yuyz
| 2007-03-24 22:27
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