「EM」はエンロールメントマネジメントの略で、本来の意味は学生の在籍者数管理のような意味。退学や転学などで学生数が減ると大学経営が成り立たなくなる。そこで、学生の数をきちんと確保できるようにいろいろなデータを解析しているのがEM。
しかし、最近では大学経営のためのデータ解析と企画・提案をするような意味に変化している。
「IR」はインスティテューショナルリサーチの略で、まさに機関研究あるいは大学研究とでもいうもの。大学内にあるいろいろなデータを学生の学習、教育、学生指導、さらに大学経営に活かせるような情報に整理すること。さらには、そのデータに基づき、学生や教員、経営陣にアドバイスや提案をすること。
山形大学ではこれらに関する勉強会を開催しており、今回は3回目。金、土の2日間、京都市の西京極にある京都光華女子大学を会場にして開催。参加者は260人にもなった。
主な講演者は文科省の秋山卓也さん、Rose-Hulman大学のJ.M.Williamsさん。
京都光華女子大学の一郷正道学長も最初から最後まで熱心に聞いておられた。
特に印象に残ったのは、「岡山大学では教員評価を数値化してサラリーに反映させている」。