世界有数の素材企業の前研究所長と新研究所長が米沢に来られた。
日曜日にもかかわらず、彼らはまず研究室の見学。博士課程の学生が案内した。
その後、場所を小野川温泉の寿宝園に移しての話し合い。
この研究所の所長は代々この温泉に来ている。
新所長の、
「この町は人口が10万人以上の町に見えますね」との言葉から話が始まった。その後、世界の素材企業のあり方と現状についての話し合いが続いた。
面白かったのは、「デジタルの記録が、1000年後に読めるか」という議論。
千年前の木簡は、今、読まれている。これは千年後にも読まれるだろう。
しかし、デジタルで記録されているものは、CDにしろ、HDにしろ、千年後には媒体として残っていないだろうから、情報は読み出せないのではないかとの主張。
これに対して、一般的な記録媒体としては残っていないだろうが、木簡のようにたまたま残っていたCDなどを読みこなす技術は残っているはずとの主張。
千年前、千年後。
ロマンのある話で盛り上がった。