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「豪雨で新幹線が遅れる」とテレビ放送で知った。、そこで、予定の時間より早めの「のぞみ」を予約した。東京駅に着くと、構内放送で「豪雨で15分から30分ほど遅れています」と。
大丈夫かなと思いつつ、ホームに行くと、小生が乗るべき新幹線はまだ入線していなくて、隣のホームに出発時刻が10分ぐらい前の「のぞみ」が止まっていた。 さて、京都での会議に遅れたらまずい。そこで、隣のホームの「のぞみ」に乗り込み、車掌さんを捜した。 車掌さんに 「列車が遅れているようなので、この電車に変更できませんか」と聞くと、 「はい、分かりました。9号車の14A席にどうぞ」と、いとも簡単に変更してくれた。 「よし、これで大丈夫だ」と腰をおちつけると、列車「のぞみ」は俄然張り切って、猛然と遅れを取り戻し、予約していた電車よりもかなり早く京都に着いた。昼食にカレーを食べて、レオロジー学会の事務局へ。 事務局長と新一般社団法人の登記についての打ち合わせを済まして、講演会場へ。 今日は、レオロジー講座。 この講座は1980年から始まっており、小生は1991年から担当している。いわゆる標準的なテキストである『講座レオロジー』は1992年に出版し、版を重ねて増刷していたが、出版社が消滅してしまった。そこで、来年は新しいテキストを作ることにしている。 今回は小生達が19年前に書いたテキストを使っての最後の講座。 「よく、19年も続けてきたものだ」と感慨深いものがある。 講演を終えると、聴衆の数人が小生を取り囲み、質問攻め。 それぞれの人が、それぞれの会社で、困っていることが山のようにあるようで、次から次へと、現実の課題についての説明を受け、それに対する解決方法を答えた。研究者をしていて幸せなひとときである。 毎年のことだが、技術レベルが上がると、それにともなって、問題点も多くなってくるようだ。今回は答えられない質問もあった。少し時間をかけて考えてみようと思った。
by yuyz
| 2010-12-03 22:17
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