巣鴨の駅を降りて、白山通りを後楽園向けに歩く。日陰を歩くと、汗はかかない。米沢とそんなに変わらない感じ。
しばらくして、右手に折れ、住宅街の中へ。こんな所に出版社があるのかなと思いつつ、地図にしたがった。
木造住宅街の中に、ビルがあった。目指すところの出版社はあれだろうと思いつつ、近づくと、予想通り。
3階の会議室に通され、社長と挨拶。
「このビルは何年に建てられたのですか」と聞くと、
「40年ほど前です。分かりにくくてごめんなさい」
「迷わずに来ましたよ。静かな住宅地区にある出版社ですね」
「最初は貸しビルにいたのですが、山手線内で東大と理研に近く、大きな道路に面していないところという条件で土地を探して、ここになったのです」
そんな会話をしている間に、5人のメンバーがそろった。座長は井上祥平先生と堀江一之先生。
今日は、テキスト作りの打ち合わせ。5人とも専門が少しずつ異なるので、参加していて楽しい会議だった。
静かな話し合いを4時間あまりして、打ち合わせが終わった。