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今日、NHKの土曜ドラマ『再生の街』を見ながら、ドイツのライプチッヒの街を思い出してしまった。
ライプチッヒ。 ゲーテやバッハらが活躍した文化と芸術の街であるとともに、東ドイツの時代は工業都市だった。 そして、「ベルリンの壁崩壊」のきっかけを作った街でもある。 そのライプチッヒへ数年前に行った。 街を歩いてみると、窓ガラスが割られて、誰も住んでいないようなビルが沢山あった。 まさに、廃墟。 昔の繁栄が感じられない状態に、驚いた。 地元の人たちに、何回か聞いた。 「どうしてこうなったのか」と。 答えは、いつも「食べていけないから、人々は旧西ドイツの方へ移っていった」だった。 「なぜ?」 「東と西ドイツが統一されてから、ライプチッヒの工業がだめになり、多くの人が職を失ったから」 すごいショックを受けた。 ライプチッヒは観光地で、商店もレストランも沢山あり、大学もオーケストラもある。街の周辺は緑豊かで畑が耕されている。 それなのに………。 小生は、大学人として、「教育が最も重要で、教育をきちんとしていると、若者は育ち、良い街作りができる」と信じていた。 ライプチッヒの街を歩いて、その思いをむなしく感じた。 ドラマを見ていて、あのライプチッヒの街は再生しただろうかと気になった。
by yuyz
| 2009-08-29 22:56
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