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昨日、大学コンソシアムやまがたの総会があり、山形県内高等教育機関の学長達が集まった。
懇親会で、学長達に話をしていただいた。以下、小生の印象に残った一言。 東北芸術工科大学。 「芸工大の入学生は、芸術家の卵であるはずだが、最近は必ずしもそうでない学生が入学してくる。我々は、そんな学生でも、芸術家として育てなければならない。そこで、工夫したのは、一年生をグループに分け、グループ毎にスーパバイザとして上級生もグループ化し、一年生のグループに入れた。それによって、入学生達の良いところを引き出そうという試みをしている」 さすが、芸術家の学長らしい話。 東北公益文科大学。 「社会構造や経済が、今、大きく、急速に変化している。大学のあり方も変化していかなければならない。そういうときこそコンソシアムは重要。みんなでコンソシアムをもり立てていこう」 ありがたい意見である。 羽陽学園短期大学。 「最近の学生は、何か悪いことがあると、『だれだれが悪い』と、ベクトルを他に向けることが多い。『まず、自分が悪いのではないか』と、ベクトルを自分に向けるような学生を育てたい」 なるほと、心理学を専門とする学長の見事な分析。 山形県立農業大学校。 「最近の入学生の7割が非農業の子弟。これで、日本の食料の供給は大丈夫だろうか。もっとも、本校を卒業して、企業に就職した学生も、最近、農業にUターンしてくれる卒業生がでてきた。つまり、非農業の子弟でも、農業の教育をしておくことは意味があるようだ」 県立米沢女子短期大学。 「本校には、優秀な学生が入ってくる。しかし、短大に対するニーズは減少している」 そして、法人化したが、人件費などはいまだに、法人が持たず、山形県が握っているとのこと。 我々の国立大学法人よりも大変のようだ。 山形短期大学。 「短大の数は急速に減少している。本学は4年生化を申請しているが、非常に大変である」 前進しないと大変。でも、4大化への前進も大変との事らしい。 鶴岡工業高等専門学校。 「入学試験の倍率が1倍を切ると大変。そこで、県内の中学校をくまなく訪問している。昨年は100校以上訪問した。山形県内の中学校は小規模化しており大変だ」 校長先生もすごい努力をされているようだ。 県立産業技術短期大学校。 「県内の人口は減っていると言っても、明治時代よりは多い。しかも、明治時代の中山間地域はにぎわっていた」 そうか、明治時代は、人口が少なかったんだと気がついた。目から鱗が落ちた。 学長達の実に味のある話。聞いていて楽しかった。
by yuyz
| 2009-06-23 22:58
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